遠州鉄道30形が完全引退
2015.8.8 遠州西ヶ崎~積志
静岡県浜松市を走る遠州鉄道(別名:赤電)の30形モハ25号の勇退記念運転が4月28日~30日までの3日間、新浜松~西鹿島間で2往復走ります。
この3日間の運転をもって完全引退となり、30形は形式消滅になると思われます。
貴重な「吊り掛け」駆動車がまた姿を消すことに…。
現在1編成のみ(モハ25+クハ85)が残っており、既に定期運用はかなり前から離脱して予備車的存在になっていたものの夏休みや花火大会の増発便で走ったりしました。
遠州鉄道としても30形はマスコット的存在で大切に使用されているのがこちらにも伝わってきましたが、去年特別運転時に車両故障をおこし途中で運転打ち切りになったことがありました。(その後復旧し後日運転)
そんなこともあっておそらく今回仕方なく引退になったものと予想されます。
撮影場所不明 2006.7.28
遠州鉄道を初めて訪問したときの写真(上)。
当時は30形もまだ5編成ほどおり、朝ラッシュ時に大活躍していました。
積志~さぎの宮 2017.8.5
モハ51号だけは前面の形状が異なっており、走行機器もカルダン駆動という試作的な車両でした。
このモハ51号も去年末に引退してしまいました。
上の写真は30形同士最後の運転となった花火大会臨時列車。
さぎの宮 2014.8.5
陽も暮れてライト類が点灯する30形も魅力的でした。